11月1日、いよいよ地域おこし協力隊として長野県生坂村に着任する日です!
役場には転入手続きで昨日、一昨日も来ていますが、今日は職員通用口から…
「おはようございます」。
役場の奥に入っていくと、私の席が用意されていました。
「いくさか大好き隊(生坂村地域おこし協力隊)」の看板がかかっている村民会館ではなくて、こちらが私の職場になるそう。
同じ日(9月10日)に面接を受けた本田さんも、同じ日に着任でした。
8時30分に朝礼が始まり、連絡事項の後、
藤澤泰彦村長から辞令を受け取り、自己紹介と挨拶のスピーチをしました。
朝礼の後は、村づくり推進室・山本室長に連れられて、村民会館にある大好き隊の事務所へ…
他の隊員と顔合わせ&自己紹介をしたら、本田さんは水道メータ検診のお仕事(これも大好き隊の業務なんだそう)のため、ここで一旦お別れです。
役場に戻り、ロッカーや給湯室などの説明を受け、午後からの予定を決めたら、残りの午前中は
私がこれから使うことになる公用車(軽バン)を山本室長に運転してもらい、村内を見て回ることに。
役場から県道275号線を東(明科方向)へ進み、犀川にかかる東電生坂ダムの細~い橋を渡って、生坂村水鳥公園を左手に見ながら、日岐地区へ。
そのまま坂を登り、村が推しているアクティビティのひとつ、パラグライダーができるスカイスポーツ公園から村の中央~北側を一望。
絵葉書みたい…尾根がくっきり見える山が、こんなに近くにある風景は、もと札幌市民には新鮮。
正面中高部の小高い部分に役場や中学校、小学校などがあります。
この公園は、手入れの行き届いた芝生に、お手洗いや自動販売機のある管理棟(?)と、外に屋根付きの炊事場があり、なんとコイン式のガステーブルまであります。
車中泊で来てみたいところですが、果たして私は来年の夏までに、ここまでの細い坂道をひとりで運転して来れるようになるのでしょうか…
続いて「何でも願いを叶えてくれる」という赤地蔵(村指定文化財)。
高さ55cmと73cmの2体あり、江戸時代初期に建てられたものだそうです。
赤いのは、願いが叶った人が塗ったり赤い着物を着せたからとも、魔除けのためだともいわれ、顔がすり減ってしまっているのは、日照り続きで困ったときに、犀川に引き下ろし、水につけて雨乞いをしたからだそうで、こうすると本当に雨が降ったのだとか。
再び車に乗り込み、棚の平公園まで登ってから折り返し、下生野から小立野へ。
長野県天然記念物に指定されている乳房イチョウ(村指定文化財)は、推定樹齢800年!!
目通り直径(地面から高さ1.2m部分の直径)8.3m、高さ35mという大きさと、何本も乳房の用に垂れ下がった柱瘤(乳こぶ)は迫力たっぷりでした。
続いては国道19号線に出て北上し、村の北端にある古坂まで行ってUターン。
山清路の郷資料館、農村公園と吊橋(グリーンパークブリッジ)、役場付近の公共施設などを見て、村内ツアー終了。
午後からはウォーキングに参加するので、昼休みは着替えと食事のため自宅に戻りました。